大野山(723M)登山
平成26年11月19日(水)
大窪 和子 (3回)
下山コースは牧草地に沿って右手に富士山を眺めながらの路である。ここで素晴らしいのが枯れたススキの群生。
山の斜面がすべてススキで埋まっている。
登りの雑木林と違って開けた山道を下る。青空と富士山とススキの原、コントラストが感動的だ。都夫良野トンネルの
上を通っている車道を横切り、なお山路を下る。やがて車道を歩くようになり、酒匂川に架かる鉄橋を渡ると谷峨駅に
出る。御殿場線は本数が少なく40分も待つはめになった。
打ち上げは新松田で乗り換えて、鶴巻温泉の「弘法の湯」へ。近隣の人からも親しまれている公営のよいお風呂だ。
食事処もあり、恒例のお疲れ様会のあと、次回を楽しみに散会となった。
紅葉の木々
参加:男性)大迫、森、高廣、吉村
女性)大窪、重澤、谷、小林
すすき
谷峨へ下る道
丹沢湖
記念写真
富士山
丹沢連峰
山頂からは丹沢や道志の山々、丹沢湖と360度の展望が楽しめる。まず、素晴らしいのが富士山だ。「こんなに
大きい富士山は久しぶり!」と口々に歓声をあげた。雪はまだ少ない。方向指示板で「あれが丹沢山、こっちが塔が
岳」と山を同定するのも楽しい。食事と休憩の時間をたっぷり1時間ほどとった。ハイカーの一人にシャッターを押
して頂いて記念写真を撮る。
登山路は雑木林、植林の中につけられた緩やかな道である。木々の間から丹沢の山々を垣間見ながら登る。秋晴れ
というにふさわしい青空から、暖かい日差しが降り注ぎ爽やかな風が吹き抜ける。木々は秋の色に染まり始めていて
美しい。牧草地帯の柵が現れると横木で作られた階段状の登りになる。この階段がなかなかキツイ。放牧の季節では
ないので牛の姿は見えないが、ところどころに牛舎らしい仮小屋がある。途中で麓からの車道と合流したりするが、
車が登ってくる気配もなく、あくまでも静かな山路である。やがて広々とした大野山山頂に出る。
大野山は丹沢山脈の前衛の山の一つとしてハイカーに人気の山である。山頂まで車で登ることが出来たり、頂上付近が
牛の放牧地になっていたりして賑やかな山を想像するが、日にちを選べば静かな気持の良い山である。
11月19日、私たちは快晴の秋の山を満喫することになった。天候に恵まれたのはラッキーというしかない。参加者
は男女半々の8人である。小田急線の新松田駅に集合し、御殿場線の松田駅まで移動。2台のタクシーに分乗して共和小
学校付近、最も奥の登山口まで。バスで行く場合の登山口よりここで40分ほど時間を稼いだことになる。無理をしない
、出来るだけ楽をして登るというのが今や元気会のモットーとなっている。
大野山山頂−丹沢連峰主脈を望む